【旅行・どこに行きたいかわからない症候群】プチ贅沢で近くのビジネスホテルに目的もなく泊まろう

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どこかに行きたい、でも、場所の選択肢が多すぎる。

選んでいるうちに疲れて、結局どこにも行かない……なんてことはないですか?

国内も海外も魅力的な場所が多すぎて、旅先を決めるのも一苦労です。

そんな”どこかに行きたいけど、どこに行けばいいのかわからない”旅行難民の人に、おすすめなのが、近くのビジネスホテルに無目的に宿泊することです。

どこに行きたいかわからない症候群の解決策として、近くのビジネスホテル宿泊

旅の選択肢が多すぎて、どこに行きたいかわからない。

そんなときは、プチ贅沢として、近場のビジネスホテルに無目的(意味もなく)宿泊してみましょう。

北海道でも沖縄でも、結局、どこへ行っても満足もあるが、不満があります。

しかも遠ければ遠いほど、疲労もたまります。

人はどこかへ行きたいと思うとき、ちょっと違う場所へ行きたいくらいの変化が欲しいだけだ、と思うのです。

つまり、究極的には1駅分、移動してそこのビジネスホテルに泊まるだけでいいのです。

今、旅行に行ってもいいのかわからない状況(コロナ禍)だから、近所のビジネスホテルに宿泊はおすすめ

そもそも今(2022年8月時点)って、堂々とどこか遠くへ旅行に行ってもいいのかわからないですよね。

友達や知人に「今度、●●に行くんだよ!」って言っておいて、帰ってきてコロナにかかっていたら、白い目でみられてしまいそうですし、何かと気を遣いそうです。

でも、ずっと家にいて旅番組ばかり見ていても、気分転換できませんよね。

なので、やはり近所のビジネスホテルに宿泊がいいですね。

移動も少ないですし。

コロナ禍においては現実的にプチ旅行気分も味わえて、気分転換もできるすばらしい方法だと思います。

phaさん『どこでもいいからどこかへ行きたい』の中で、意味もなくビジネスホテルに宿泊している

作家・phaさんの『どこでもいいからどこかへ行きたい』というエッセイ本の中で、『一人で意味もなくビジネスホテルに泊まるのが好きだ』という章があります。

なんだかインパクトのあるタイトルですよね。

一人で意味もなくビジネスホテルに泊まる!!!

意味もなく、目的もなく……というところがポイントです。

そんなこと考えたこともなかったです……。

多くの人は、どこかへ旅へ行ったり、仕事で行ったりするときに使うためのものとして、ビジネスホテルというものを認識していますよね。

しかしこのphaさんの場合はちがいます。

日常から離れるためだけに、ビジネスホテルに宿泊しているそうなのです。

で、phaさんは目的もとくになく宿泊したビジネスホテルでいったい何をしているのか?

本から引用してみます。

一人でだらだらとテレビを見たりインターネットを見たりするだけだ。食事なんかも適当にコンビニで弁当を買ってきて部屋で食べたりする。要は僕がビジネスホテルでやっていることは普段家でやっていることと全く変わらない。でもそれがいつもと違う場所だというだけでなんだかすごく楽しくて解放感がある。

『どこでもいいからどこかへ行きたい』より

……ビジネスホテルの部屋で、普段家でやっているようなことをする!

なんでしょう。このプチ贅沢感は。

少しワクワクしませんか?

いつもの自分の部屋って、もうそこに慣れきってしまっていてワクワクは当然ありませんよね。

phaさんはこの”無目的ビジネスホテル宿泊”という行為を下記のように説明しています。

同じ空間にずっといると飽きたりしまったりするから、ビジネスホテルに泊まるみたいにときどきちょっとだけ環境を変えてやって、何か少し世界に新鮮味があるような錯覚を自分に与えてやればいいんだろう。

『どこでもいいからどこかへ行きたい』より

場所を少し移動して、そこでいつもと同じことをするだけでもじゅうぶん楽しめるのだとしたら、わざわざ新幹線や飛行機に乗ってどこか遠くへ行ったりする必要なんてないのかもしれません。

飽きている日常をちょっと壊すために、ちょっと移動してビジネスホテルに1泊する。

同じ場所で生活していると飽きますから、近くのビジネスホテルに宿泊するくらいの、ささやかすぎる極小旅行であっても、日常から離れられるので、気分転換になるわけですね。

やることは旅行サイトで空いているホテルの予約を取り、リュックに簡単な荷物をつめてぶらっとその街へ向かうだけ。

わざわざ、北海道や沖縄まで、行かなくても、じゅうぶんリフレッシュができそうです。

なので、どこかに行きたいけど、どこに行こうかなあ、と悩んでいて、目的地が決まらず、ちゅうぶらりんになって日常生活を続けるくらいなら、思い切って近くのビジネスホテルに1泊してみるのはいかがでしょう?

チェックインして、その街のどこかのご飯屋さんで、何かを食べて、ホテルへ戻る。

あとは普段どおりの生活(動画を見たり、本を読んだり、ゲームをしたりなど)をする。

日常から少し離れた場所で、普段と変わらないことをするだけで、新鮮な感情をつくりだすことがきっとできるはずです。

どこかへ行きたいの”どこか”は近くのビジネスホテルかもしれない

無目的ビジネスホテル宿泊のいいところ

このphaさん方式のビジネスホテル宿泊のいいところを、あらためてまとめてみます。

・低料金(1泊4000円から5000円の宿泊費、その街への交通費、こまごまとした食費)

・思い立ったらわりとすぐ行ける(ビジネスホテルの空室状況によっては、当日だってできるかも)

・準備も楽(リュックに、着替えとか、普段の娯楽をつめるだけ)

・とくべつな何かを計画しなくていい(日常から離れることが目的ですから、ビジネスホテルのベッドでのんびりしているときに考えればOK)

・移動が最小限

近所のビジネスホテルなんて泊まりたくないという人のために(成田悠輔式サイコロシステム・偶然に身をゆだねる)

イェール大学助教授の成田さんが行き先を決める上でおもしろいことを言っていました。

成田さんは一時期、何をやるかとか、どこへ行くかなどをサイコロで決めていたそうです。

サイコロの目で地図上の場所を選んで、その場所に行って1日過ごすみたいなことです。

偶然に身をゆだねるみたいことですね。

なので、行きたい場所がわからないという人は、行きたいと思える場所を6つあげてみるのもおもしろそうです。

たとえば下記です(場所は適当に選びました)。

1.愛媛県(松山市)

2.福岡県(福岡市)

3.岩手県(盛岡市)

4.富山県(富山市)

5.広島県(広島市)

6.京都府(京都市)

候補を6つ出してサイコロをふって、4が出たら、富山県に旅行に行くみたいなことですね。

選択肢が多くて、これといった決め手がない場合には、ぜひサイコロで旅先を選んでみると面白いかと思います。

何かを決断することって地味に疲労がたまる行為ですから、思い切ってサイコロをふって行き先を決めるのも良いかもしれません。

成田悠輔・名言 現代の生き方と働き方

【成田悠輔・名言】現代の生き方・働き方・投資など(様々な切り抜き動画からかきあつめる)

追記(2024年2月):ビジネスホテルに宿泊するコミックエッセイ紹介

たまたまビジネスホテル宿泊系で探していたら、おもしろいコミックエッセイがありました。

タイトルは『独身アラサーOLあやかのぼっち宿泊記』です。

中身はというと、仕事を終えた週末にビジネスホテルに宿泊してだらだらしているマンガです。

今はこういう身近で日常的なことをするのが流行っているでしょうか。どうなんでしょう。

ビジホ宿泊に独身OLの日常を混ぜ込んだ、読みやすいコミックエッセイなので、気軽にビジホ宿泊の雰囲気を知りたい人はぜひ。

まとめ

今の時代、まだ遠くへの旅はコロナへの感染リスクもありますし、なかなか思い切っていけないですよね。

なので、気軽に非日常を得る方法として、近所、2〜3駅離れた場所のビジネスホテルに1泊してダラダラしてみるのもおすすめです。

どこかに旅に行きたいと思うときって、”とりあえず、いまここにはいたくない”という感情が主な問題だったりします。

なので、なんの目的もなく、近場のビジネスホテルに泊まるだけでも満足できるかもしれませんよ。

無目的にビジネスホテルに泊まることについて、詳しく知りたい人は、phaさんの本『どこでもいいからどこかへ行きたい』だけでもぜひ読んでみてください。

ここ数年のコロナ禍で旅をしていない人が多く、いきなり長距離の旅だと疲れますから、まずはちょっとしたワクワク感を取り戻す練習としても、近場のビジネスホテルに、プチ贅沢として泊まってみてください。