活字が読めないのはうつなのか【対策としてのオーディブル・絵本・休息・あえてカフカを読む】

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本を読んでいるとき、活字を目で追っていても、内容が頭に入ってこないとき、ありませんか?

なんだか頭がうまく機能していない感じ。。

毎日読書はしたいけど、うつっぽくてなんだか読書がはかどらない……。

本を読みたいのに、うまく本を読めない。趣味が読書の人はしんどいです。

この記事では、本を読めないときの対処法、についてまとめました。

うつっぽいときは、活字を目で追えない

本を開いて文字を追っているとき、頭が疲れていたり、メンタルが疲れているときは、頭に入った文字が理解されないまま、頭の外側に排出されているような感覚があります。

うつっぼいときほど、読書がはかどりません。

活字が終えないときってだいたい、ネットで変なニュースを見たり、精神的に疲労がたまっているときだったりします。

脳が「これ以上の情報を取り入れるのはやめてくれ」と拒否している感じ。

読書が趣味の場合は、へこみます。

解決策を求めて、sns、ネットニュースの文字を読むと余計にうつに。

活字を読めない、読書できない……なんだか、うつっぽい。

解決策を求めて、安易にネット検索して、情報の海にさらされて、どこにもたどりつけず、たいてい意味なく終わります。

目の疲労、脳の疲労だけが溜まってしまいます。

ネットの文字はきりがないですし、そもそもどこの誰が書いているの不明ですし、どこまで信用できるのかわかりませんしね。

うつってぽいときは、あえてうつっぽいカフカの作品をあえて読む

これは意外に効果があったんですけど、あえてうつっぽい作家の、うつっぽい作品を読むのが効果的でした(個人的な感想)。

具体的に言うと、カフカの『変身』とかはおすすめです。

朝起きたら、虫になっちゃってた……っていう、あまりにも有名だけど、意味不明な物語ですね。

2024年はカフカが亡くなってから100年らしいです。

いまの鬱の時代において、カフカはますます注目されているみたいです。

ちなみに、カフカの『変身』ってどういうラストか知っていますか?

虫になってはじまってから、ラストシーンはこんな感じなの?! みたいな想定外の着地を見せてくれる作品です。

本が読めない!って感じてうつっぽさがあるのであれば、あえてカフカを読んで、うつっぽくなる世界に浸ってみるのも荒療治としてはおすすめです。

→『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』を読んだ感想。死にたいけど死にたくない。矛盾の中で生きる。

紙の本で読書をしたいけど、目では追えないときの対処法

本の文章に指を添えてゆっくり読む

文章を一文一文、ゆびを添えて読むと集中できます。

子どもがやっていそうな行為ですが、これは意外に集中してちゃんと読むことができます。

わたしたちは普段から何ごとも効率的に処理しないといけない、という固定観念にさらされています。

本を読むときも、スピーディーに、読まなければいけないと知らぬ間に思い込んでいるふしがあります。

指を添えて読むことで、一文一文を丁寧に追えるので、強制的にゆっくりとしたペースの読書に戻れます。

読書をするときくらい、効率を求めず、リラックスして1行1行、丁寧に読んでいきましょう。

文字よりは絵が多い本を読む(絵本)

文字ばかりの文章はまったく読めないと感じるときもあります。

そういうときは、絵本がおすすめです。

大人が絵本を読むって……と思った人、ちょっと待ってください!

最近では、絵本って子どもだけが読む本ではないですよ。

個人的におすすめは、『おおきな木』『自殺うさぎ』ですね。

『おおきな木』は村上春樹さんが翻訳した絵本。

『自殺うさぎ』はかわいらしいうさぎがあらゆる方法で自殺をする、というシュールすぎる絵本(文字はなく絵のみ)。

頭の気分転換にもなるので、たまには絵本もいいですよ。

【村上春樹訳『おおきな木』を読んだ感想】絵本は疲れている大人を癒やす

自殺うさぎ

うさぎだってつらいし自殺したい。死に方の例を学べる絵本『自殺うさぎの本』【大人向け】

別の解決策として、耳から読み上げで、受動的な読書。

そもそも目で読むだけが読書ではありません。

耳で朗読を聞くのも、立派な読書です。

耳での読書なら、疲れていても、目を閉じながらでも、耳から読書できます。

目からの読書は能動的な読書ですが、耳からの読書は受動的な読書。

1日の終わりの疲れた体には、Amazonのオーディブルでの受動的な読書がちょうどいいです。

1日じゅう、パソコンやスマホで目を酷使した上で、目で読書をするっていうのは、目にとってはとてもなくしんどいはずですし。

オーディブルなら、目を閉じてベッドに横になってできるのもありがいたいです。

ただナレーターによっては登場人物の声色がすべて同じで、棒読みで感情移入できない作品もあります。

作品の当たり外れがあるような感じはありますが、当たりの作品は聞いていて世界観に没入できるはずです。

森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』や、村上春樹さんの『カンガルー日和』は当たりでした。おすすめです。

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いっそのこと、活字を読みたいと思えるまで、何もしない

何も毎日しっかり読書をしなければいけない、というわけではないです。

活字を読めないと感じているなら、思い切って何も読まないのも、ひとつの手です。

現代人は普段から、目を酷使しているため、情報過多になっているでしょうから。

ひたすら寝る。寝て寝て寝まくることですね。

疲れていたら本だって持てませんし。

読みたい欲が湧いてくるまで、休むのもよいかもしれないですね。

まとめ

普段は読めているはずの活字がなぜか読めなくなるときは、疲労が溜まっているときかもしれませんね。

その場合は、耳での読書を取り入れてみるか、思い切って休んでみるのもありですね。

そのときのメンタルの状況で、読書方法を変えるのがおすすめです。

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