1年以上、ザワークラウト(ドイツでよく食べられる乳酸菌を発酵させたキャベツ)を手作りして、コツコツ食べ続けています。
飽きっぽい自分がこんなにちゃんと継続できるなんて驚きです。
ザワークラウトを作り始めて、毎日少しずつ食べ始めるようになって気づいたことがいくつかあります。
なので、今回ザワークラウトを1年以上作り続けて、食べ続けた効果・感想をまとめておきます。
もくじ(各リンクから移動できます)
お通じが安定して、すっきりするようになった(快適な排便生活)

ザワークラウトは発酵食品です。
このザワークラウトを体の中に取り入れたことで、腸内環境が安定したように感じます。
この効果は早ければ1週間。遅くても2週間ほどで効果を感じられるはずです。
まずはおならのにおいが無臭に近づいていきます。
あと、汚い話で申し訳ないですが、”大”についてです。
”大”ってただの排泄行為だろうって思っていたのですが、この排泄はある意味では、体内の状態をあらわしているんですよね。
便は、「お便り」という字を書きますし。
腸の調子がいいときは、適度なやわらかさの長いものが30センチくらい出ます(お食事時だったら、ほんとにすみません)。
お通じが安定して、すっきり出ることで、気分もすっきりします。ほんとに。
腸内環境、腸内細菌を意識するようになった(シンバイオティクス生活)
ザワークラウトをつくると、「発酵」のことを意識するようになります。
ザワークラウトを軸として、ほかにはどんな発酵食品が身のまわりにあるのだろうと、発酵食品に興味を持つようになりました。
その中でとくに意識しているのでは、シンバイオティクスです。
シンバイオティクスとは、プロバイオティクス(善玉菌そのものを取り入れること)とプレバイオティクス(腸内の善玉菌のエサとなる食材を取り入れること)を組み合わせることです。
ほかのプロバイオティクス食材は、味噌、ぬかづけ、ヨーグルト、納豆、など。
ザワークラウトも、プロバイオティクスです。
ザワークラウトにふくまれる乳酸菌(善玉菌)を活躍させるためには、それらのエサとなるプレバイオティクスを取り入れることが大切。
プレバイオティクスとしては、りんご、バナナ、焼き芋、はちみつ、たまねぎなどです。
ザワークラウトを中心として、こんなふうにシンバイオティクス的な食生活が成り立ち始めました。
最近は、腸と脳のはたらきがつながっている、ということがわかっています。
これまでメンタルがやられたときは、考え方を矯正するみたいなことばかりをしていたのですが、最近は食事からメンタルに好影響をあたえようと考えています。
食べ物を通じて腸内を整えることは、生活・精神の質を向上させる手段の1つです。
体調が安定。花粉の時期に鼻水も出ない
ザワークラウトを食べ始めてみて、体調が安定したなと感じます。
体調不良で寝込んだことはこの1年ないです。
以前は花粉の時には鼻がちょっとむずむずしていたのですが、鼻水が垂れることもなかったです。
花粉症対策として、ドラッグストアでさまざまなグッズが売られています。
これらの商品で短期的には対処できるとは思いますが、解決にはなっていないと思います。
解決するためにはどうすればいいのか?
腸についてのあらゆる本を読んでみた結果、わかること。
それは、腸内環境を整えること。
これにつきます。
発酵食品を中心とした食生活を長期的な視野で継続していくと、徐々に腸内が整ってきて、花粉症も根本的に解決につながる気がします。
花粉症対策……もうお手上げだよって人は、上記で紹介した「シンバイオティクス」的な生活を意識してみてください。
そのための1歩目が、キャベツと塩だけでシンプルにつくれるザワークラウトなのだと思います。
まとめ
生きている以上、何かしらを食べていくわけですし、どうせ食べるなら健康につながるものを食べていきたいものです。
ザワークラウトを1年以上食べ続けると、排便がスムーズになる、健康をより意識するようになる、花粉症対策にもなる。
発酵食品をつくるなんてむずかしいよって感じるかもしれませんが、ザワークラウトはけっこう簡単ですよ。
材料もキャベツと塩のみ(ニンニクとたまねぎをいれるとおいしくなるのでおすすめ)ですし。
発酵生活に興味がある人はぜひまずはザワークラウトをつくってみてください。
いや、つくるのは面倒くさいって人は、本場ドイツでつくられたキューネのザワークラウトもいいかもしれません。
ただやはり、自分でつくったザワークラウトのほうが愛着もわきますよ。