1日1食の生活をかれこれ7年くらいしております。
気づいたら自然と1日1食の生活に移行していました。
最近(2023年3月)は、徐々にさまざまな食品の値段があがっていて、お財布が困ったことになっていますよね。
そんな中で、少食というのは最強の節約なんだな、とあらためて感じています。
今回は、1日1食の生活に興味がある方に向けて、1日1食の生活に至った理由、どのようなスケジュールで食事をとっているのか、1日1食のはじめ方、メリット・デメリットなど、これまで続けてきた感想をまとめました。
もくじ(各リンクから移動できます)
なぜ1日1食になったのか
2013年くらいから1日2食生活(朝ごはんをやめた)となり、2015年くらいから1日1食生活(夜のみ食事)へと移行しました。
それまで1日3食が当たり前と思って生きていました。
しかし、食事のたびに体が重くなったり、眠くなったり、集中できなかったり、食べものによってはすぐにおなかが痛くなったりして、食事がややストレスとなっていました。
あるとき、朝ごはんをやめれば朝はぎりぎりまで眠れることに気がついて実践。
空腹になるけど、大丈夫かなと最初は心配でしたが、むしろ、食べないほうが体にとっては楽だと気づいてしまいました。
それから1年くらいかけて、気ついたら1日1食のみに移行していました。
そして、現在も1日1食を継続しています。
どのようなスケジュールで1日1食をしているか
基本的に夜のみ何かを食べています。
昼に誰かと食べる場合は、夜は食べません。
その1食は基本的に何を食べてもいいとしています(そのあたりのルールは厳密にしすぎない)。
朝は100%食べません。
いちばんはストレスをためないことなので、間食もたまにしたりしています。
1日1食生活のメリットとデメリット
1日1食の生活(基本的に夜のみ食事)を続けてきて感じることは下記です
・1日3食生活をする人への説明が手間
はっきり言って、メリットばかりです。
デメリットについてはほぼないです。
1日1食の生活を続けて体調はどうか
2015年くらいから現在(2023年3月)まで、風邪を引いた回数は2回だけです。
ちなみにここ4年間は、1度も風邪を引いていません(コロナにもかかっていません)。
インフルエンザの予防接種も受けてないですが、この5、6年でインフルエンザに1度もかかっていないです。
1日1食生活により、空腹時間を多くつくることができています。
この空腹時間によって、体内でオートファジー(古くなった細胞があたらしく生まれ変わること)機能がいい具合に働き続けてくれているようです。
この空腹時間が適度に内臓を休ませたりして、体調がいいのだと思います。
1日1食生活のはじめ方
1日3食しっかり食べている人にとって、いきなり1日1食をはじめるのはつらいかと思います。
まずは1日2食(朝ごはんをやめる)からはじめてみるのがおすすめです。
朝ごはんをやめる1日2食であれば、前日の夜19時〜20時頃に夜の食事、翌日12時〜13時に昼の食事というスケジュールになるかと思います。
空腹時間は16時間ほどです。
これくらいの空腹なら、それほどストレスもないはずです。
僕の場合は食欲よりも睡眠欲がまさっていたため、朝食はすんなりやめられました。
朝ごはんをやめれば、朝は30分くらいは多く眠れます。
食欲よりも睡眠欲がまさっている人は、1日2食生活はすぐにできると思います。
朝ごはんをやめたとき、最初のうちは朝起きたら、朝ごはんのことが頭に浮かびました(それまで朝ごはんを食べる習慣が続いていたため、自然と頭に浮かぶようです)。
しかし、朝ごはんをやめて1ヶ月くらい経つと、”朝ごはん”という概念が消えます。
朝ごはんをとらない習慣に体が慣れていき、体が朝ごはんの存在を忘れてしまいます。
1日2食生活をストレスもなくできて、食事をとらないことに体が慣れてきたら、1日1食をはじめるのがおすすめです。
1日1食はつらいのか
食べることが好きな人は1日1食の生活はつらいかもしれません。
僕も食べることは好きですが、1日1回好きなものを食べられればOK程度しか「食」にこだわりがありません。
1日2食抜くことで空腹になりますが、その空腹はわりと心地よいです。
そして、空腹に慣れていきます。
僕自身が食べないのが楽なタイプの人間というのもあるかもしれません。
1日1食(少食生活)について、むずかしく考える必要はありません。
結局は、”慣れ”なのだと思います。
1日1食を続けていくと、2食分をとらないことに、体が慣れてしまいます。
とりあえず、時間をかけてゆっくりと食事回数を減らしていくのがいいと思います。
1日1食を継続するためのコツ
ひまをなくし、やりたいことを増やす
人はひまになると食べたくなる生きものです。
『食べない人たち 「不食」が人を健康にする』という本のなかで、このようなことが書かれています。人間の社会では、食事とはヒマな時間をつぶすための最も有効な方法なのです。
自分の場合ですとたとえば、会社の昼休みの1時間です。
昼ごはんを食べるつもりもなく、おなかもたいして空いていないにもかかわらず、時間をつぶす方法が見つからず、適当なお店でランチをとって時間をつぶすことがあったりしました。
ひまになると意識が食に向いて、別におなかが空いてなくても、食事をとってしまうことがあります(筆者、体験済み)。
・これまで習慣になっていた食事を忘れるくらいに、楽しい何かを見つける
・好きなことはなくても好奇心をフル回転させて興味があることにチャレンジしたり、調べたりして没頭時間をつくる
・食事時間に、何か楽しみなイベントを入れておく
このような対策をしておけば、おのずと1日1食の生活はできると思います。
感情をコントロールする
『不食という生き方』という本の中に下記のようなことが書かれています。①悲しい、寂しいと食べたくなる
②暇になると食べたくなる
③つまらないと食べたくなる
④悩みごとが増えると食べたくなる
1日1食を続けていると、これらの内容はよくわかります。
感情が乱れたときほど、なぜか食べたくなります。
食事はメンタルとかなり関係しています。
感情が不安定の状態ですと、その不安定さを食事で矯正しようとしてしまうようです。
疲れたり、イライラしたりする日はお菓子に余計に手が伸びたり……いつも以上に多く食べてしまったり……。
これは多くの人が思い当たるのではないでしょうか。
人間ですから、毎日メンタルが一定ということはないはずです。
そんなときには1日2食になってしまうこともありました。
食べたいときは食べていいと思います。
ただ、1日1食の生活を続けるためには感情をある程度コントロールする習慣が大切になってきます。
1日1食(少食)生活をはじめる際は、気温のストレスがない季節(春・秋)がおすすめ
1日1食の少食生活をはじめるタイミングとして、気温によるストレスがない季節が個人的にはおすすめです。
具体的に言うと、暑すぎてエネルギーチャージしたくなるような夏や寒すぎてあたたかいものを食べたいと感じがちな冬は、タイミングとしては不適切です。
少食生活をはじめるタイミングとしては、春や秋(最高気温が20度前後の、過ごしやすい季節が身体的にストレスがない)がベストです。
なので、夏や冬に少食をはじめたいと思ったときに、がまんできずに、食べてしまってもしかたがないと思います。
夏も冬も気温によるストレスが多いので。
夏と冬は2食ぶん抜けなくても、あまり気にせず、1日1食の生活ができたらラッキー!くらいの気持ちでいたら気楽に少食生活をできると思います。
抜きたい食事の時間帯に炭酸水を飲む
漠然と何か食べたいなーと一度思ってしまうと、気づいたら何かを口にしてまっていることがあるかと思います。
そんなときは炭酸水を飲むのがおすすめです。
炭酸水を飲めば、一時的ですが、お腹が膨れます。
それによって、食事を抜いても大丈夫な感じになれます。
炭酸水を飲むなら、ウィルキンソンの強炭酸がおすすめ。
水と炭酸のみですので、シンプルに体にもいいです。
このウィルキンソンの強炭酸ですが、だいたいどこでも買えますけど、スーパーやコンビニで買うと誘惑が多いからやめた方がいいです。
なぜなら、コンビニ入り、炭酸水だけを買って外に出るのは難しいからです。
ウィルキンソンを手にとるまでに、店内の至る所においしそうなお菓子やスイーツ、飲み物があり、食欲を刺激されてしまいます。
誘惑に耐える精神力がある人はその都度コンビニやスーパーで購入されても良いとは思いますが。
買うならAmazonや楽天で購入し、自宅に在庫を用意し、それを職場や学校などに持参するのがベストです。
物価高、将来的な食糧不足の影響を受ける人類の今後
最近(2023年7月時点)、やたらと物価高とか食材の値上がりみたいなニュースをみますよね。
でも、わたしたちのお給料はなかなか上がりません。
税金は上がる。
保険料も年金も地味に上がるにもかかわらず、給料は横ばい。
とても困りますよね。
そんな世の中で、食事の回数を減らさざるを得ないという状況がこれから生まれてくるだろうな、と漠然と感じています。
今後、そのような状況になったときに、空腹でイライラしたりしないように、今のうちから少食の練習はしておいたほうがいいかもしれません。
1日1食生活を実現するためのおすすめの対策
少食をする上で、重要なのは”没頭”です。
没頭して何かをしていたら、時間も食べることも忘れて、食事を1回分抜いていた、というのが理想です。
没頭できるものがある人(ゲームとか工作系?)は、少食生活がわりとすぐにできるはずです。
しかし、とくに何か没頭できるものがない人にとって、少食生活はむずかしいかもしれません。
以前、断食施設に行ったときのことですが、3食分のひまができて、ひまつぶしに困った経験があります。
断食施設という食べない環境だったからこそ、なんとか食べずに過ごせましたが、ひまのつぶし方に苦労しました。
日常生活でプチ断食・少食生活を自力でおこなう場合、ひまが目の前にあると、きついです。
没頭できるものがない人は、目の前の”暇”に気づいてしまいますから、その”暇”を食事でつぶそうとしてしまいます。
今日は昼を食べないぞ!と思っていても、没頭できる何かがないと、習慣的に、惰性的に昼ごはんのことが浮かんで……うっかり昼ごはんを食べていたりします(自分もこういうことがありました)。
これでは少食生活はできません。
なので、没頭できるものがない人がてっとり早く没頭できる方法は、映画やドラマやアニメを一気に見てしまうことです。
おもしろい映画や海外ドラマ(24、ブレイキング・バッド、プリズンブレイクなど)を鑑賞している間は、没頭して時間を忘れて、空腹であることなんて、綺麗に忘れてしまいます(経験ある人が多いのではないでしょうか?)。
体を動かす系の”没頭”は、疲れがたまっておなかが空いたりするからほどほどにするのがいいでしょう。
なので、家の中でのんびりてっとり早く”没頭”するためには、やはり映画やドラマやアニメがおすすめですね。
映画やドラマに没頭している(楽しんでいる)だけで、自然と少食生活へと移行できますから、ぜひためして見てください!
ほかには、数独なんかがおすすめ。(数独とは、9×9のマスの中に、1から9までの数字を入れていくパズル)
これが案外、食欲と時間を忘れて没頭できます。ほかに没頭できるものがなければ、ぜひ数独(ナンプレ)をやってみるとよいです。
1日1食をしている芸能人
芸能人ですと、GACKTさん、タモリさん、福山雅治さん、斎藤工さんあたりが1日1食をしているようです。
一流の方々が1日1食の生活をしているということは、1日1食が人間にとっての最適な食事回数なのかな、と感じたりもします。
まとめ
食事の回数について何が正解かはわかりません。
自分の場合は、この1日1食のスタイルに慣れてしまっているため、1日3食の生活にはもう戻れません。
個人的には、1日1食でじゅうぶん1日過ごすことができます。
1日1食は慣れれば、誰でもできる習慣です。
少食は健康的と言われていますし、生活を見直したいと考えている人はまず朝ごはんをやめることからはじめてみてください。
・朝、ゆっくり眠れる
・体型が維持できる
・食費を抑えられる
・時間が増える
・空腹で集中力が増す
・健康的になる(個人差あり)