【『ハロウィンの花嫁』公開】警察学校組・安室透の名言「僕の恋人はこの国さ」は巨人・長嶋茂雄から生まれた

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コナン「安室さんって、彼女いるの?」

安室「僕の恋人は……この国さ」

コナンファンなら誰もが知っているこの名場面。

この「僕の恋人は……この国さ」は、2018年に公開された劇場版・名探偵コナン『ゼロの執行人』の主役・トリプルフェイスの安室透(本名:降谷零)の名言です。

公開から数年経ちましたがいまも人気は続いています。

金曜ロードショー(2019年4月26日)などで放送されると、Twitter上で話題になっていました。

コナンファンの僕も『ゼロの執行人』は映画館で観ましたが、ほんとかっこよかったですよね、安室さん。

『ゼロの執行人』について知らない方のために、映画の予告編を貼っておきますので見てみてください(当然ですがこの予告のなかには、安室さんの「僕の恋人はこの国さ」の場面はないです)。

で、最近、安室透のこの名言(「僕の恋人はこの国さ」)の元ネタになっていると思われるものを発見したので紹介しておきます。

安室透の「僕の恋人はこの国さ」の生みの親は、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんかもしれません。

長嶋茂雄は「三塁ベースは僕の恋人です」で、安室透は「僕の恋人はこの国さ

僕は三塁のホットコーナーを守ってやってきた。三塁ベースは僕の恋人です。それが守れなくなったら、僕はいさぎよく引退します。

読売巨人軍・長嶋茂雄

こちらが安室透の「僕の恋人はこの国さ」の元ネタと思われる長嶋茂雄の言葉です。

こちらは過去に週刊ベースボールに掲載されていたみたいです(この引用文が掲載されていた記事はこちら

長嶋茂雄を知らない方のために

長嶋茂雄はかつて読売巨人軍の4番サードとして活躍していたプロ野球選手。プロ野球界のスーパースターでした。現役引退後は巨人の監督を務め、メジャーリーガーの松井秀喜を育てました。

2013年には国民栄誉賞も受賞されましたね。

ちなみに、サードは三塁を守る選手のこと。

おそらく、青山剛昌先生はこの長嶋茂雄終身名誉監督の言葉をヒントにして安室透の「僕の恋人はこの国さ」を作ったのだと思われます。

青山剛昌先生は巨人ファン

コナンが巨人のユニフォームを着ているイラスト

「僕の恋人はこの国さ」と「三塁ベースは僕の恋人です」の関係性に気づき、青山剛昌先生が野球好きか、またどこのファンなのかを調べてみました。

コナンのアニメ紹介のページに、『趣味はプロ野球観戦。大の巨人ファン』とあります(参考HPはこちら)。

やはり、巨人ファンでした!

しかも、熱狂的な大ファンのようですね。

また、『青山剛昌 巨人』でGoogleで画像検索すると、過去に青山剛昌先生が描いた巨人選手のイラストがいくつも出てきます。

さらに調べてみたら、巨人で活躍後にメジャーへ移籍し、レッドソックスで世界一にもなった上原浩治さんに色紙をプレゼントされてます。

https://twitter.com/pekocounselor/status/1184461256230522882?s=21

コナンが上原選手の背番号19をつけていますね。

コナン君、かっこいい……。

青山剛昌先生は『4番サード』という作品も描いていた

青山剛昌先生はコナンの連載がはじまる前に、『4番サード』という作品を描いています。

amazonの内容紹介を見て……さらにびっくり。

どこにでもいる野球好きの高校生。ただひとつ違うのは、あの“長嶋茂雄”と同性同名だってこと…。「名探偵コナン」へと繋がる青山剛昌初期短編集!!

青山剛昌先生はご自身の作品のタイトルに『4番サード』を使うくらいに野球が好きで巨人が好きということなんですね。

しかも漫画の主人公の名前も、現実世界で4番サードで活躍していた”長嶋茂雄“です!

4番サード・長嶋茂雄を青山先生は小学生時代に見ている

長嶋茂雄が現役を引退した日は1974年10月14日。

そのとき青山剛昌先生(1963年生まれ)は、11歳の小学生。

後楽園球場で活躍していた4番サード・長嶋茂雄のプレーをテレビの前で見ていたはずです。

つまり、巨人ファンである青山剛昌先生は長嶋茂雄終身名誉監督の「三塁ベースはボクの恋人です」の発言もどこかで目にしていたと思われます。

『4番サード』はコナン連載前に描いていた作品ですから、コナン作品にも少なからず影響しているはずです。

まとめ

青山剛昌先生が巨人ファンではなかったら、「三塁ベースは僕の恋人です」を知らなかったかもしれないですし、そうしたら、安室透の「僕の恋人はこの国さ」も生まれていなかったかもしれませんね。

長嶋茂雄終身名誉監督の言葉がなければ、安室さんは”100億の男”になれなかったかもしれません(いや、安室さんなら……なんとかしますかね)。

青山剛昌先生は大の巨人ファンということで、ほかにも巨人の選手の言葉を元にしたコナン関連の名言がどこかにあるかもしれません。

2022年春に公開される映画は警察学校組が登場することが決まっています。

そのグループのなかにいた安室透も当然、2022年春公開の映画に出てくるでしょう。

2021年10月に発売されたサンデーの1081話では、安室透と佐藤刑事が登場しました。

その回では、ふたりがそれぞれ所有するRX-7をきっかけに会話を交わしていました。

安室透と佐藤刑事も登場する、2022年の春公開の映画『ハロウィンの花嫁』はいまから楽しみですね。

『ハロウィンの花嫁』では安室さんはどんな名言を残してくれるのでしょうか。

とりあえず、2022年の映画をより楽しむためには、警察学校組を描いたスピンオフ作品も、読んでおいたほうがよさそうです。

それにしても、首輪爆弾っていうのがかなり気になりますね。

今後また、何か発見したらまた紹介していきたいと思います。

2022年5月末追記

『ハロウィンの花嫁』みました。今回の映画、安室さんの口からは名言らしい名言はなかったような・・・でも、行動で語る感じの映画だったのかな、と思います。