漫画(本)を紙で読みたいなら国会図書館へ行こう。【無料で読破】利用方法と予約についても解説

国立国会図書館

漫画や本を紙で読みたい。

しかもたくさん読みたい。

漫画喫茶は長時間いたら高いし、図書館だと漫画はないし、困った……という方はぜひ国会図書館を利用してみてください。

国会図書館は永田町駅、半蔵門駅から徒歩5分くらいの場所にあります。

本好きが行ったら、たまらないでしょうね。

この記事では国会図書館を利用するメリット、利用方法、利用時の注意点などをまとめました。

国会図書館利用のメリット

国立国会図書館

あらゆる図書(単行本)・マンガ・雑誌が読み放題

国内で発行された書籍をぜんぶ所蔵しており、申請すればどんな書籍(まんがも雑誌も新聞もなんでも)も借りられて、読むことができます。

ワンピース全巻、鬼滅の刃も全巻、スラムダンク全巻……もうすべてのまんがや雑誌が読み放題です。

ベストセラーになった新書の『人新世の資本論』だって読めちゃいます。

普通の図書館とちがって、本を借りて帰ることはできません。退館前に、借りた本をぜんぶ返さないといけません。

1日中時間をつぶせる

一度入ったら、閉館時間までずっと滞在できます。

中には売店やレストランまであるので、本を読むことに飽きても問題なしです。

散歩もできる広さ。売店もある

中はわりと広いです。

本を読みつつ、中で散歩もできちゃいますから、雨の日でお金を使わずに過ごしたいなら、国会図書館は良い選択肢になるかもしれません。

休憩したかったら、いたるところにソファーやデスクがあります。

6階にはコンビニ未満の売店や食堂があり、ドリンク等購入可能(コンビニのような価格)。

売店は電子マネー対応です(パスモは使えた。ほかは不明)。

国会図書館利用のデメリット 

最初の本・漫画・雑誌を受け取るまで20〜30分くらい待つ

最紫穂の貸し出しの申請をしてから、受け取りまでの時間(20〜30分くらい)が地味に待ちます。

その間に、お手洗いに行ったり、売店で何かを買ったりすればよいでしょう。

国会図書館のまわりはとくに何もない

国会図書館へ行く場合、周辺にはあまり期待しないほうがいいでしょう。

国会議事堂、最高裁判所、など国の重要施設ばかりしかないです。

最新のものは1ヶ月以上経たないと読めない

最新のものは読めません。

発売から1ヶ月経っていれば、だいたい借りられる感じです。

国会図書館で効率よく書籍(漫画や雑誌など)を読む方法

国会図書館の仕組みは普通の図書館と違い、館内のPC端末で借りたい本や雑誌を申請して、係の人が持ってきてくれるシステムです。

なので、申請してから受け取るまでに20分から30分はかかります。

しかも、一度に3冊しか借りられません。

たとえば10巻のまんがを読破したいと思って国会図書館へ行った場合、最初は1,2,3だけしか借りられません。

ここで効率よく読むためのテクニックがあります。

まずは、最初の2冊を読んで、その2冊を先に返しておきましょう。

すると、借りられる枠を2つ空けることになるため、その2つの枠を使って新しく、4,5巻を申請しましょう。

その4,5巻を受け取るまでには20分くらいかかりますから、その待ち時間に手元に残してある3巻を読めばいいのです。

2冊返して、残りの1冊を読む。という形で、借り続ければ効率よく読むことができます。

ちなみに、この一度に借りられるのは3冊というのをもう少し詳しく説明しておきます。

一度に借りられる書籍の上限は3冊とありますが、図書(普通の本やマンガ)と雑誌、それぞれで3冊です。

つまり、毎週発売されているジャンプ(最新の雑誌(単行本にはまだなっていないエピソードを読む用))を3冊ぶん借りつつ、単行本で3冊ぶん借りることも可能です。

なので、雑誌と本を合わせて、最大で6冊まで手元に持つことができます。

このルールをうまく活用すれば、効率よく国会図書館でたくさん本を読めると思います。

国会図書館の入館には事前の予約(土曜日のみ)が必要(2022年8月時点)

国会図書館は現在(2022年8月)、平日は予約なしでの入館ができるようになったようです(ただ、コロナの影響も踏まえて入館者数が1000人を超えたら、入場を制限)。

土曜日については、予約制が継続ですが、9時30分から正午までの時間帯は、登録利用者の方は予約なしで入館が可能。

土曜日に行こうとしている人は事前に予約しておくのが理想です。

事前予約はこちらから。

国会図書館の登録利用者カードをつくり方。時間の目安

国会図書館の利用には登録利用者カードが必要です。

身分証があれば現地で利用者カードを作成が可能です(無料。空いていれば20分くらい)。

平日15時30分くらいでは、カード作成者が10人くらいいて、カードのできあがりを待っていました。

利用者カードなしで現地にはじめて行く場合は、利用カード作成、入館、本の申請、受け取り、という流れですね。

利用者カードなしで、国会図書館をはじめて利用する場合は朝から行くほうがよいと思います。

こまごまとした注意点

荷物を預けるロッカーには100玉が必要

国会図書館にはリュック等の大きめの荷物は持ち込めないので、入り口のロッカーに預ける必要があります。

このロッカーは100円玉を入れないと使えないタイプ。

なので、100円玉は必要です(近くに小銭両替機あり。1000円を100円10枚にしてくれる)。最低でも1000円札はあったほうがいいでしょう。

また、入館後、本を持った状態でトイレ等へ持ち込んではいけません。

その場合は、館内のいたるところにあるロッカー(これも100円を入れて使うロッカー)を使う必要があります。

なので、国会図書館は100円玉を最低でも2枚は持っていくと利用がスムーズです。

入館時に持ち込めるものについて。入館用バッグ

ノートや筆記具など最小限のものは大きなリュックなどから出せば持ち込めます。

上記の小物であれば、国会図書館が用意してくれている半透明の小型バッグに入れて、入館が可能です(中身の見えないかばんや紙袋・封筒などはだめらしい)。

国会図書館が用意してくれているこのバッグは使い回しされているものであるため、他人が触ったバッグを利用することに抵抗がある場合は、自分で小型の透明(または半透明)のバッグ・クリアケースを持っていくとよいでしょう。

まとめ

国会図書館は、無料で使えるのに、その魅力があまり伝わっていないように思います。

まんがも無料で読めますし、本好きなら1日いても飽きない施設です。

興味がある人はまず、平日に行くことがおすすめです。

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